話すことが苦手なあなたに伝えたいこと


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 相手の話を上手に聞いてあげると、相手はあなたと話ができて楽しかったという気持ちになります。

 もういちどあなたと話したいという気持ちになります。聞き上手は、相手もあなた自身も幸せにするのです。



●話すことが苦手なあなたに伝えたいこと

 子供の頃、クラスの人気者といえば、きまって面白い話のできるおしゃべり上手な子たちでした。

 けれど、大人になった今の私たちに必要なのは、おしゃべり上手な子たちではありません。相手の話にちゃんと耳を傾けることができる「聞き上手」な人なのです。


面白い話をたくさんしてくれる人もいいけれど、いっぱい笑わせてくれる人もいいけれど、ときには自分の話もちゃんと聞いてほしいのです。

 人は、自分の話もちゃんと聞いてくれる相手と一緒にいるとき、心が満たされ、楽しいと感じるものなのです。


●話すことが苦手になるその理由

 「人前で自由に話ができなければならない

 「面白くてためになる話をしなければならない


 「話す」ことに対する思い込みが強すぎると、自分自身に対する理想と現実のギャップから、心に強い葛藤と劣等意識、不安が生まれます。

 こうしたギャップを意識しすぎると、上手に話さなきゃという思いがなおさら強くなります。そしてそう思えば思うほど、どんどん話せなくなっていきます。

 このような心の葛藤を、森田療法の創始者として知られる森田正馬精神科医は「思想の矛盾」と名づけました。

 理想と現実のギャップからくる葛藤は、意識しているいないに関わらず誰の心にもあります。気にしない人はまったく気にならない。けれど、気にする人はいつもそのことを気にしています。


 人前で上手に話せなかったり、初対面の人に話しかけられなかったりする理由。その多くは、それが上手にできないことを気にしすぎているから。意識しすぎているからなのです。

 上手に話さなければいけない、という強すぎる思い込みが、気軽に話せるか話せないかの違いを生み出しているのです。


●人前で話ができなくなった頃

 小学校三年生の頃、私は人前で話ができなくなりました。そのいちばんの原因は私のお国言葉、つまり方言です。

 九州の山深い農村で祖父母とともに暮らしていた私は、父のいる神戸の小学校に転校をしました。田舎から都会の学校への転校です。

 そこで、それまであたりまえに話していた自分のふるさとの言葉が恥ずかしくて、ひと言も話せなくなりました。

 話すのが苦手になった私は、どうしても必要なとき以外は人に話しかけることも自分から話をすることもしなくなりました。

 ほんとうは、誰とも顔を合わせずにいたいとさえ思っていました。けれど、なんとか勇気を出して、友達の輪の中にいることにしました。特別なにか考えがあったというわけではありません。

 知らないところへ来て、ひとりぼっちになるのがとにかく怖かったのです。それに比べれば、恥ずかしさをこらえてでも友達の輪の中のほうがずっとましだったのです。


●新しい気づき

 しばらくすると、神戸の言葉にもだいぶ慣れてきたからでしょう、とりたてて自分から何か話しているわけでもありませんでしたが、いつも誰かの話の中心近くにいる自分に気がつきました。

 その頃も、まだ言葉のコンプレックスを抱えていましたから、人前で話すのが苦手なのは同じです。

 でも、その頃に人の話を聞き出すコツのようなものを覚え始めた記憶があります。自分では多くを話さなくても、人の話を引き出すことで輪の中にいられることに気がついたのです。

 同じ頃、私は相手の話の中に自分にも話せる種がいっぱいあることにも気がついていました。

 でも私自身は、相変わらず自分の言葉がおかしいという気持ちがありましたから、どうしても話したいと思うときだけ、そうした種を拾って短く話す。そんな感じでした。

 ただ、聞き役でいいと決めていたことで、「話さなければならない」というプレッシャーもほとんどなく、気持ちはずいぶん楽になっていたように記憶しています。

 「上手に話せなければならない」「面白い話をしなければ受け入れてもらえない」といった固定観念を、徐々にですが手放せたことがよかったのだと思います。

 もちろん、それができたのも、周囲の友達が、ことさら話をすることを私に求めずに仲間でいてくれたからというのが、いちばん大きかったようにも思うのですけれどね。


もしもあなたが、「上手に話せなければならない」といった気持ちが強くて、上手に話せない自分を悔しく思うようなら、いちどそんな考えを手放してみてはどうでしょう。

 「上手に話そうとしなくてもいいんやよ」と自分に言ってあげるのは、やっぱり難しいことですか。


 いずれにしても、そうやって私は方言のコンプレックスをすこしずつ乗り越えながら、いつのうちか、相手の話を引き出す面白さも覚えていきました。

 もしかしたらそれが、人の話がちゃんと聞けるかどうかが、話すことよりももっと大事なんだということに気がついた最初だったのかもしれません。


●人は皆、自分のことを話したがっている

 話していて楽しい人

 人は皆たいてい、自分のことを話したがっています。聞いてほしいと思っています。だから、相手がどんなに話が上手でも、一方的に聞かされるだけでは、楽しいとは思えないのです。


私たちは、自分のことも十分に話せた、聞いてもらえたと思える会話を「楽しい」と感じます。「話していて楽しい人」とは、 面白い話をしてくれる人や話が上手な人ではなく、本当は、自分の話もちゃんと聞いてくれる人のことなのです。


 聞き上手がいちばんのアピールポイント

 人は誰でも「自分のこと」に一番関心があります。周りの人から関心をもってもらいたいと思っています。自分のことを誰かに話したいと思っています。


 だけど、それが上手に言えないから葛藤が生まれるのです。


 それでもやっぱり、人は、心のどこかでいつも自分の話を聞いてくれる人を求めています。 だから自分の話に付き合ってくれる、聞き上手な人を好きになるのです。

 残念なことに、この気持ちを悪用する人が後を絶ちません。とても残念なことです。ほんとうに残念なことです。


けれど、聞き上手は、そのくらい人の心をつかむことができる、その人の大きなアピールポイントなのです。


 もしもできるなら、あなたも「上手に話ができなければならない」というこだわりをしばらく忘れて、聞き上手になってみませんか?

 人の話がちゃんと聞けることが 自分のいちばんのアピールポイントになるかも?と考えてみませんか。

 もしも、もう少しあなたに時間があるのなら、私の話につきあってもらえませんか。話すことが苦手なあなたに、どうしても伝えたいことがあるのです。後半へ続きます。


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●話し上手は聞き手次第で変わる

 人は、相手の相槌やうなづきだけで、 話すときのモチベーションが大きく変わります。人がどれだけ、気持ちよく生き生きと話せるかは 、聞き手にかかっているのです。

 相手の話をちゃんと聞くということは、それ自体が言葉のようなものです。話している人の心にダイレクトに届く「ちゃんと聞いてるよ」という言葉なのです。その言葉があったかいか冷たいかで、話す人のモチベーションが大きく変わります。


 私の古い友人に、人を笑わせるのがとてもうまい男がいます。

 けれど、そいつを話し上手にしたのは、古くからの友だち連中です。そいつがほんとうは、とても内気で引っ込み思案な性格だったことをいちばん知っているのも、その連中です。


 けれど、そいつのなかに、話し好きな種を見つけたのもその連中です。その連中がいなかったら、そいつは今も内気なままかもしれません。


 あなたの知っている話し上手な人が、 たとえば、石のお地蔵様の前で同じように話せるか想像してみてください。壁を相手に、おもしろおかしく話せるか、想像してみてください。


 うんうんと、うなづくだけもいい

 聞き上手になるのに、難しく考えることはありません。「うんうん」と笑顔でうなづくだけでも、相手は気持ちよく話せるのです。

 聞いてくれる人がいる嬉しさを感じることができるのです。


相手が楽しく話している時は「うん、うん」とすこし早めに、もしも悲しい話のときはゆっくりうなずいてあげてください。それだけで、あなたが相手の話をちゃんと聞いていること、共感していることが伝わります。


 「うなずき」も「ちゃんと聞いてるよ」という 気持ちを伝える「言葉」です。心を込めてうなずいてあげましょう。

 肯定的なうなずきや、共感をこめた相槌を打つだけで、人はその人のことを、ほんの少しかもしれないけれど幸せにしてあげることができるのです。


●相手の言葉を引き出してみよう

 上手な質問者

 一方的に相手の話を聞くばかりが聞き上手ではありません。質問者になって相手から言葉を引き出してみましょう。

 ただし、むやみに聞きたいことを尋ねると、まるで尋問を受けているような感じを与えてしまいます。だから、相手が話したいと思っていることを予測して質問してみましょう。


 ポイントは、相手が苦労したんだろうなと思えるところや、相手がうまくできたときの体験です。


苦労話や成功話は、誰でもほんとは人に聞いてほしいもの。その話をちゃんと聞いてもらえると嬉しいものです。聞いてくれた人を好きになってしまうのもそういうときですね。


 相手に質問を投げかけるときは、「はい」「いいえ」で答えられるものよりも、5W1H(いつ・どこで・誰が・なぜ・どんなふうに)で質問してみましょう。相手に心を開いてもらいたいときの、大切なポイントです。


 共通体験と共感

 互いに共通する部分があると、あなたも話しやすくなりますし、相手の親近感も強まります。たとえば、さっきの私の転校の体験も、自分からそれを話すことで相手に転校経験があることを話すきっかけになります。

 もしあれば、共通の体験として親近感をもってもらえますし、なくても、自分を知ってもらうきっかけになります。こんなふうに自分のことを人に話すことを自己開示(じこかいじ)といいます。

 辛かった頃の体験や、自分の考えを開示してみせることで、人間関係が一瞬のうちに親密なものになることもあります。人は共通の体験がある人に共感しやすいのです。

相手の話のなかに自分にもある共通の体験がでてきたら、そのことを短く話してみましょう。多くを語らなくてもいいのです。


 そうやって数を重ねれば、人前で自分の話をすることへのプレッシャーも次第に弱まっていきます。


●言い換え技法を使ってみよう

 理解していることを伝える

 言い換え技法を使うと、あなたがちゃんと相手の話を理解していることを伝えることができます。ポイントは、相手の話すスピードや仕草に合わせて、相手の話をまとめて言い換えてあげること。

 「○○ってことがあったから、○○って思うようになったんやね」というふうに、肯定的に言い換えてあげると、あなたが相手の話を的確に理解していることを伝えることができます。

 ときには、「それは、○○ってことがあったから、○○って思うようになったっていうことなのかな?」と言い換えて、質問する形にすると、ちゃんと理解しようとしている気持ちが伝わります。

 言い換え技法を上手に使えるようになると、相手にあなたが知的で理解力がある人という印象も一緒に伝えることができます。


●繰り返し技法を使ってみよう

 共感していることを伝える

 繰り返し技法を使うと、相手の話に共感している気持ちや、理解していることを伝えることができます。

 たとえば、相手が「最近、飼い犬の具合が悪くて、心配で眠れないことがある」話してくれたら、「そっかー、犬は家族同然っていうものね。心配で眠れないよね」という感じで相手の話す口調や話の速度に合わせて返すのです。

 繰り返し技法は、話している人の話し方やしぐさ、行動にあわせるように聞き手が振舞うことで、話している人が信頼感や安心感を感じやすくなる「ミラーリング効果」に共通する心理を活用した技法です。

 それから、もしも相手が何か困っていることについて相談するような質問をしてきたら、すぐにアドバイスするのではなく、先に「うんうん○○なんだね」と相手の言葉を繰り返して、共感の気持ちを伝えてみましょう。

 そうすると、相手の心に信頼感や安心感が広がり、あなたにも信頼感を持ってくれるようになります。


●オウム返しの技法を使ってみよう

 話に関心があることを伝える

 「実は〇〇のことなんだけどね…」と相手が話し始めたら、「〇〇? うんうん、どうしたの?」と相手の言葉を自分の言葉のはじめに持ってきて返事をしてみましょう。

 オウム返しの技法は、 相手の話に関心を持っているということを伝えるのにとても効果があります。ただし、連続して使うと馬鹿にされたような印象を与えることがあるので、ここぞというときのスパイスとして使ってくださいね。


●相手の質問に答えたら同じ質問を返してあげよう

 その質問、ほんとは相手が話したいことなのかも…

 話している相手から質問されたら、答えたあと同じ質問を相手に返してあげましょう。

 相手からの質問には、ほんとうにそのことをあなたに聞きたいときと、実は自分が話したいと思っているけど、いきなりでは話しづらいと思って先に質問しているときの2通りがあります。

 質問に答えたら、あなたはどう?と返してみましょう。相手中心に話を進めることで、会話がスムーズに進みます。


 相手の話を上手に聞いてあげると、相手はあなたと話ができて楽しかったという気持ちになります。もういちどあなたと話したいという気持ちになるのです。

 思い出してください。子供の頃のクラスの人気者といえば、きまって面白い話のできるおしゃべり上手な子たちでした。けれど、大人になった今の私たちに必要なのは「聞き上手」です。面白い話をたくさんしてくれる人もいいけれど、無理をしてまであなたがそうである必要などないのです。


 人は、自分の話もちゃんと聞いてくれる相手を、いっしょにいて楽しい人と感じるのです。


 ここで紹介している技法のいくつかは、知らず知らずのうちにあなたがすでに使ったことのあるものもあったと思います。だから、聞き上手になるのはそんなに難しいことではないのです。

 相手の気持ちをしっかり受け止めてあげようと思って話を聞いているとき、そのときのあなたはまぎれもなく聞き上手なのです。

 ここでご紹介した技法をあなたが使っていたのも、きっとそんな時だったのではありませんか。


もしもあなたが話すのが上手じゃないことを苦にしているとしても、そんなこと心配しなくても大丈夫です。なぜなら、あなたはすでに十分聞き上手で、人と共感できるすてきな人なのだから。そう、今のあなたのままでいいのです。


 素直に相手の話に耳を傾けることのできるあなたのままでいいのです。そうしていれば、きっといつの間にか話すことも苦手ではなくなります。気がついたら、ふつうに話せるようになっています。かつての私がそうだったようにね。


幸せもチャンスも人の手を伝わってやってきます。自分の話をちゃんと聞いてくれるあなたと話すのが楽しいと感じてくれた人が、幸運をつれてきてくれるのです。


 だから、「上手に話さなければならない」とか、「ためになる面白い話をしなければならない」なんてもう忘れてしまいましよう。

 すてきな聞き上手になるのも悪くないな、と思っていただけたら、とてもうれしいです。

 最後まで読んでくださいまして、ほんとうにありがとうございます。あなたの心から望む幸せが、一秒でも早く叶えられますように。

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