やる気が出ないとき・その理由と対処法

 ●仕事でも、プライベートでも、やらなければならないということはわかっているのに、どうしてもやる気が出ない、やる気が起きない。そんなときがあります。

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 やる気が出ないのは、やる気が起きないのは、決してあなたが怠けているからでも、たるんでいるからでもありません。

 もしやる気が出ないことで、自分を責めているなら、それはもうここで終わりにしましょう。


 生きていれば、やる気が出なくなってしまうときもあってあたりまえです。

 大切なのは、そういった自分の心のサインをきちんと受け止めること、自分の心を上手に導いていくコツを知ることなのです。



やる気が出ない理由と対処法

 仕事でも、プライベートでも、やらなければならないということはわかっているのに、どうしてもやる気が出ないやる気が起きない。そんなときがあります。

 私も時々、まるで心に雨が降り続いているかのように、暗く沈んだ気分になって、なにひとつやる気になれなくなってしまうことがあります。

 どうせやらなければならないことなら、さっさと片付けてしまった方が楽だということは、よくわかっているのに、どうにもやる気が出ない、やる気が起きてこない。


 このページでは、そんなやる気が出ない、やる気が起きない理由と対処法についてご紹介しています。


やる気が出ない、やる気が起きない理由

 私たちは、やらなければならないことを前にしながら、なぜやる気が出ないことがあるのでしょう。どうしてやる気が起きないのでしょう。

 多くの場合、私たちはやる気が出ない理由や、やる気が起きない理由を自分の怠け心のせいだと考えがちです。

 心がたるんでいるから、やる気が出ないのだ、やる気が起きないのだと考えます。

 もしかしたらあなたも、家やで学校で、そんなふうに教えられ、育てられてきたのかもしれません。だとすれば、なおさらそう考えてしまうのも無理のないことかもしれません。


 あなたもそんなふうに考えてはいませんか? でもほんとうにそうなのでしょうか? すべては自分の怠け心のせいなのでしょうか?


 もちろん、ときには自分の怠け心や、心のたるみが原因という場合もあるかもしれません。

 けれど、やる気が出ない理由や、やる気が起きない理由はそれだけではありません。もっと別の、あなたや私のやる気を妨げているいちばんの原因とも言える理由があるのです。


 その理由は大きく分けると、ふたつあります。そのひとつが、あなたや私、そして誰の心の中にもある、”ためらいの感情”です。


 やる気が出ないと感じているとき、多くの場合、私たちはそのやらなければならないことを前にして、行動を起こすことにためらいを感じているのです。

 これを別の言葉で言い換えれば、「決断を避けている」ということです。

 やる気が出ない、やる気が起こらないという気持ちになっているときのあなたや私は、行動を起こすという決断も、行動しないという決断もしていない、あるいは、できない曖昧な状態にいるのです。


 それが”やる気が出ない、やる気が起きない””という心の状態です。それをもっとわかりやすい言葉で言えば、”やりたくない”のです。


 「やりたくない!」と言って済むのであれば事はかんたんです。でも口に出してはっきりと、やりたくないとは言えない。

 だから、やりたくないという感情と、やらなければならないという義務感との間を行ったり来たりしながら、「決断を先送りにしている」のです。


 行動するという決断をすれば、自然と体が動きます。行動しないという決断をすれば、他のことに意識が向きます。

 ところが、そのどちらの決断もできない状態、どちらも選択できない状態。それが、やる気が出ない、やる気が起きないという心の状態なのです。


 では、なぜ、あなたや私は決断を避けているのでしょう。決断を先送りにしているのでしょう。なぜ”やりたくない”のでしょう。


 その理由は、人それぞれにたくさんあるでしょう。

 うまくやれる自信がない、その行動の結果に魅力を感じられない。あるいは他の手段や、他にやりたいことがあるのかもしれません。


 けれど、やらないままではいられない。


 やらないで済むのなら答えは簡単です。行動しないという決断を下せばいいわけですからね。でもその決断もできない。だから決断を先送りにして、なにもしない状態を続けているのです。

 やらなければならないことは良くわかっているけれど、その結果に魅力が感じられない、うまくやれる自信がない、だから決断を先送りにして心が立ち止まったままでいるのです。

 それがやる気が出ない、やる気が起きないということです。

 ですから、やる気が出ない、やる気が起きないのは、必ずしもあなたや私が怠け者だからではないということを、心に強く刻んでおいてくださいね。


 では、「やる気が出ない」「やる気が起きない」理由と対処法。このまま引き続き後半をご覧ください。



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やる気が出ないことは、良くないこと?

 やる気が出ないやる気が起きないのは、良くないことなのかというと、必ずしもそうではありません。

 なぜなら、結果に対して魅力や意義や意味を感じられないのですから、やる気が起きなくて当然です。無意味だと感じていながら情熱的に取り組んでいるように振舞うことのほうが、ずっとおかしなことです。

 自分に嘘をついてまで、やる気があるように振舞う必要なんてありません。また、やる気が出ない、あるいはやる気が起きないでいる自分を責めたり、卑下したりする必要もまったくありません。


 生きていれば、やる気が出なくなってしまうことだって、あってあたりまえです。むしろ、そういうことがときどきあるほうが、ずっと人間らしい。

 何より大切なのは、自分を責めたり追い詰めたりすることではなく、そうした「自分の心のサインをきちんと受け止めること」「自分の心を上手に導いていくコツを知ること」なのです。


 それからもうひとつ大切なことがあります。それは、やる気が出ない、やる気が起きないという心の状態は、実はあなたを飛躍的に向上させる重要な分岐点であるという潜在意識からのサインかもしれないということ。

 わかりやすく言えば、あなたが心から望む幸せや成功への道が他にある、という心のシグナルかもしれないということです。


 人生には必ず何度か”ターニングポイント”とも呼ばれる、重要な分岐点があります。それが必ずしも、やる気が出ない、やる気が起きないときとは限りません。

 けれどもし、今あなたがやらなければならないことがあるのに、やる気が起きないで苦しんでるのなら、あなたがほんとうにやりたいことは何なのか、すこし時間をとって考えてみてください。

 誰にも邪魔されない時間と場所を見つけて、あなたの「心の棚卸し」をしてみてください。

 言葉に出してみるのもいい。紙に書き出してもいい。

 とにかく、これはだめだとか、できるはずが無いとか、そんな価値判断をすべて取り払って、あなたの正直な気持ちと向き合ってみてください。


 そのきっかけになれば、と思いながら書いたページがあります。「心から望むものに気づいていますか?」というページがそれです。後からでもかまいません。よろしければ、ご覧になってみてください。


 ちょっと話が逸れてしまいましたが、仕事となれば、情熱的であろうとなかろうと一定の成果が求められます。やる気があろうとなかろうと、やらないままでは済みません。そんなときの対処法をひとつご紹介しましょう。


自分の行動に新しい意味を与える

 すでにお話したように、やる気が出ない、やる気が起きないのは、「その行動の結果として得られるものに、意味や意義を感じられない、魅力を感じない、納得できない」という心のサインでもあります。

 けれど、それは裏を返せば、「心から納得できる意味や意義、魅力が感じられれば、すぐにでも行動に移すことができる」ということです。

 仕事に限らず、やらないままでは済ませられないことはたくさんあります。あなたや私は、そんなやらなければならないことをたくさん抱えて毎日を生きています。


 そんなときは、その「やらなければならないこと」に、自分なりの新たな意味を与えるという対処法を試みてみましょう。

 与えられたお仕着せの意義や意味、常識や義務感からなどではなく、自分が心から納得できる意味や意義をその「やらなければならないこと」に見出してみるのです。


 たとえばそれが仕事上の「やらなければならないこと」なら、その結果によって得られる会社からの評価には目もくれず、自分なりの意義や意味を見つけるのです。そしてそのことに誠実になればいいのです。

 その意義や意味は、自分が本気になれるものであれば、何でもいいのです。大切な家族を養うためでもいいでしょう、愛する子供たちに黙々と取り組む後姿を見せるのもすばらしいことです。


 私の父は若い頃は建設会社の作業員として、晩年は小さな会社の配管工として黙々と働き続けてきた人でした。わがままで不器用な人でしたが、底抜けに優しい、過ぎるほどに優しい人でした。

 私はそんな父が誰よりも好きでした。

 ひたすら働き続けることしかできなかった不器用な父でしたが、自分で決めたことにとても誠実に向き合う人でした。

 黙々と働き続けた父の姿は私の大切な財産だと今でも思っています。


 どのようなことに対しても、自分で意味や意義を見出し、決断し、行動するのです。

 どんなことでも、そこに意味を与えるのはあなた自身です。

 お仕着せの義務感や意義や意味に縛られることなく、自分なりの意味や価値をそこに見出すことに心を砕いてみてください。


 それは、単にやる気が出ない、やる気が起きないときの対処法としてでなく、あなたの人生を成功や目標実現へと向かわせる大きな原動力となってくれるはずですから。


 では、このあと、もうひとつの「やる気が出ない、やる気が起きない」理由についてご紹介します。ぜひ、このまま続けてご覧ください。



やる気が出ない、やる気が起きない、もうひとつの原因

 やる気が出ない、やる気が起きないもうひとつの原因、それは、現状維持の法則とも呼ばれる、私たちの心にある”変化を嫌う感情、変化を恐れる感情”です。

 あなたや私、そして人間なら誰の心の中にもある”変化を嫌う感情、変化を恐れる感情”については、当サイトの物事がうまくいかないほんとうの理由のページで詳しくお話していますが、私たちはみんな心の中に、向上を望む感情現状維持を望む感情を抱えながら生きています。


 このことについて、心理カウンセラーの成井裕美さんという方は、貯金しようと決意したにもかかわらず、つい遊びに行った時に気が大きくなり散財してしまったという方の事例を挙げて、私たちの心には変化を嫌い、「良くも悪くも現状維持を保とうとする働き」があるのだと、ご自身のブログに書いてらっしゃいます。

 私たちのやる気は、自分の心のなかにある、変化を望む気持ち(向上を望む感情)と変化を恐れる気持ち(現状維持を望む感情)のバランスに強い影響を受けてしまうものなのです。


 たとえば、「今よりも、もっと高い地位に就きたい、もっと会社に認められたい」と決意し、仕事に打ち込もうと思うその心のどこかで、「何かあったとき責任をとれるだろうか……」「それだけの仕事量をこなせるだろうか……」といった不安を感じていたらどうでしょうか。

 また、「独立して、もっと自分の力を試してみたい」と思いながら、今の安定した生活が変わってしまうことにためらいを感じていたらどうでしょうか。

 あるいは、「新しい技能や資格を身につけたい」と思いながら、そのために自分の自由な時間を奪われることに、ためらいを感じていたらどうでしょうか。


 私たちは、こんなふうに、自分をもっと高めたいと感じながら、その心のどこかで、それが実現された時に失う(と思い込んでいるもの)や、背負わなければならない(と思い込んでいるもの)を恐れたり、不安になったりするのです。

 その恐れや不安が元になって、やらなければならないことを先送りにしたり、現状維持を続けている状態が「やる気が出ない」「やる気が起きない」という心の状態です。


 私たちの心の中には、自分や自分を取り巻く環境をもっと価値あるものにしたい、向上させたいという感情=変化を望む気持ち(向上を望む感情)と、それをためらわせる感情、つまり変化を恐れる気持ち(現状維持を望む感情)とが表裏一体となって存在しています。

 そして、この「向上をためらわせる感情」が強ければ強いほど、いくらいっしょうけんめいがんばろうとしても、自分を向上させたいという思いがあっても、肝心なところでやる気が湧いてこなくなるのです。


 やる気が出ないのは、やる気が起きないのは、決してあなたが”怠けているわけでも、たるんでいるわけでもありません。

 もしやる気が出ないことで、自分を責めているなら、それはもうここで終わりにしましょう。


 生きていれば、やる気が出なくなってしまうときもあってあたりまえです。

 大切なのは、そういった自分の心のサインをきちんと受け止めること、自分の心を上手に導いていくコツを知ることなのです。


 この変化を望む気持ち(向上を望む感情)と変化を恐れる気持ち(現状維持を望む感情)については、物事がうまくいかないほんとうの理由のページでご紹介していますので、よろしければご覧になってみてください。

 最後まで読んでくださいまして、ほんとうにありがとうございます。あなたの心から望む幸せが、一秒でも早く叶えられますように。

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